facebookTweets

Archi-Aid
ABOUT PROJECT

 東日本大震災とそれに伴う大津波により、東北・関東地方の太平洋側沿岸部で、多くの街や集落が一瞬にして失われてしまいました。私たち建築・都市デザインに携わる者としても、あらためて自然の脅威と私たち人間の非力さを思い知らされた次第です。それでもなお、私たちは将来を担っていく未来の世代へ向けて、建築を信じ、都市と自然の新たな関係を築いていかなければならないと感じました。そのためには私たち自身も、今回の津波で失われたものを認識し、把握しなければなりません。失われた街が湛えていた豊かな日常を想い、街への追悼を行わなければならないと感じました。このプロセスを通して、私たちも、被災地の皆様も、街の再生へ向けて第一歩を踏み出せるのではないかと思いました。
 このプロジェクトは、失われた街や村を1/500の縮尺の模型で復元し、地域に育まれてきた街並みや環境、人々の暮らしの中で紡がれてきた記憶を保存・継承していくことを目指しています。復元模型の制作は建築学生によるボランティアを中心として、地域の皆様、その他街の再生を願うすべての皆さんの協力を仰ぎながら進めていきたいと思います。
企画・構想:槻橋修+神戸大学槻橋研究室
協力:東日本大震災における建築家による復興支援〈アーキエイド
東日本大震災復興支援「失われた街」—LOST HOMES—模型復元プロジェクト